健康寿命を短くしている!ロコモティブシンドロームを知ろう

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日本人は平均寿命が長い国ですが、とても残念なことに、健康寿命は平均寿命から男性で9歳程度、女性で12歳程度短いのです。健康寿命とは「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」を言います。つまり、日本人は老後の10年程度の期間何らかの健康上の理由で日常生活を快適に送ることができないということです。

どんなに長生きしても、10年もの長い期間を耐えて生きるというのは大変な苦痛ですよね。

健康寿命を長くする生き方ができないと、せっかくの長い寿命が忍耐の日々になってしまいます。今日は健康寿命に大きく影響するロコモティブシンドロームについてご紹介します。

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健康寿命を短くしている要因にロコモティブシンドローム

健康寿命を短くする要因の一つに脳卒中心臓病が挙げられますが、予防のために食生活を注意し、適度な運動をする、そして、早めの健康診断などで注意するしかありません。

大きな疾病を回避できても、高齢者になるまで気に留めておらず、とても後悔することになるのがロコモティブシンドローム。ロコモティブシンドロームとは運動器症候群といい、関節筋肉などの運動器の衰えが原因で、歩行や立ち座りなどの日常生活に障害をきたしている状態のことを言います。通称ロコモと言います。最近、このロコモを重視する啓蒙活動が盛んになっています。

ロコモティブシンドロームとは

老化や運動不足または何らかの疾病により、骨、関節、筋肉などの運動器の働きが衰えると、くらしの中の自立度が低下し、介護が必要になったり、寝たきりになる可能性が高くなります。身体の運動器の障害により、要介護になったり要介護になる危険の高い状態ロコモティブシンドロームです。

運動器とは、身体運動に関わる筋肉関節神経などの総称です。運動器は各々が連携して働いており、どのひとつが悪くても身体はうまく動きません。また、複数の運動器が同時に障害を受けてしまうこともあります。そのため、運動器を全体としてとらえるのが、ロコモの考え方です。

具体的に例を挙げると、膝が悪くなると、思うように歩けないため外出が減ります運動不足が慢性的になっていきます。その結果、身体全体の筋肉量が減っていきます。若い人でも数か月、家に閉じこもって生活していると、身体の筋肉は驚くほど無くなってしまいます。高齢者であれば、なおさら、筋肉量は減ってしまい寝たきりの生活を余儀なくされることも多いのです。

また、筋肉は手足だけについているものではありません。忘れがちですが、心臓も視力も聴力も、咀嚼(そしゃく)も飲み込む嚥下もすべて筋肉により維持されているのです。歩行能力が低下することによる運動不足は、体中の筋力低下を招き、肉体すべてに影響するのです。

何故ロコモになるのか?

筆者は介護士であった経験がありますが、脳梗塞や心不全、認知症を患い要介護状態になる高齢者の中に、疾病が無いのに足腰が動かず要介護になっている高齢者を何人も見てきました。そのような高齢者の共通点があります。とても厚着夏でも寒いと感じていて、動くことをとても嫌がる方がほとんどです。このような高齢者はほとんどがロコモティブシンドロームです。動くことを拒むことで身体の筋肉量が減り、常に寒く感じ、さらに動けなくなる悪循環の中に身を置いているのです。

実は平均寿命から健康寿命を引き算すると、女性の方が何らかの肉体的な問題で生活に制約のある非健康な時間が長いのですが、動くのを嫌がる人も女性に多く見受けられました。

筆者の私見になりますが、ロコモは女性こそ注意すべきではないか?と思います

筆者はすでにロコモ予備軍です

筆者は典型的なロコモ予備軍です。筆者は40歳からデザイナーになりました。デザイナーと言う仕事は、毎日パソコンの前に座りっぱなしです。デザイナーになり、座り仕事になってから、両膝に痛みを抱えるようになりました。仕事で長い期間パソコンと向き合う日々が続くと、すぐに膝には激痛が走ります。

これは40歳代以上男性の42.6%女性の62.4%の方が変形性膝関節症を抱えるというデータがあるように、坐位での仕事が長く、運動不足になる人の多くが抱えているロコモの予兆なのです。

膝の痛みをたびたび感じるようになってもそのままの生活を続けていると、歩行不可能になるほど悪化します。また、膝の痛みを庇う歩き方をするため、筆者は慢性的に腰に疲労を抱えているそうです。これが悪化してしまっては、高齢になった時にすぐに歩けなくなり、ロコモの負のスパイラルの中で老後を過ごさなくてはならなくなってしまいます。

変形性膝関節症を改善するのも、適度な運動です。膝の関節を動かすための筋肉をつけることでかなり緩和されるのです。また、体重を落とすことも重要。いずれにせよ、筋肉を鍛えて運動することでかなり回避される疾病なのです。

まとめ

今日は、ロコモの概要をご紹介しました。筆者自身もロコモの予備軍である自覚を持っているので、どんなに忙しくても一日に最低30分の運動をするように心掛けています。40歳は一つの節目です。身体の大きな変調を迎え、一気に筋力も衰えます。意識的に運動し、身体のコンディションを整える習慣を身に着けるようにしたいものです。