躁鬱病は発見が遅れがち!そう状態の時にも通院が必要です

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現在、気分障害という精神疾患に分類される「うつ病」と「双極性障害」。さらに細かく分類されているのですが、双極性障害(躁鬱病)は、なかなか発見が難しい場合が多く、本人が気づかないことが多い精神疾患です。

うつ病の認知度が高まり、うつ病を治療する人が増えている中で、躁うつ病をうつ病だと思っている人がとても多く、発見までにかなり長い期間を有する例も少なくありません。

今日は、躁うつ病についてご紹介します。

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双極性障害(躁鬱病)とは

双極性障害では、テンションが上がり活動的な躁状態と、憂鬱で無気力な状態が続く鬱状態繰り返します。

躁状態になると、眠らなくても活動し、次々にアイデアが浮かび、自分が偉大な人間だと感じられたり、大きな買い物やギャンブルなどで散財することもあります。躁状態はとても気分が良いので、本人には病気の自覚がありません。そのため、鬱状態では病院に行く、もしくは躁状態の時でもその時が正常な状態だと思い、鬱状態のことだけを医師に相談するため、躁に気づかない治療が進められてしまうことが多いのです。

うつ病と間違われることの危険性

日本国内でもうつ病と診断されている患者を対象に、新たなるテストを導入して双極性の兆候を検査したところ、全体のほぼ半数が双極性であった結果もあります。この検査結果はこれからさらに研究が行われていくことになるはずです。

躁鬱病とうつ病は違う病気です。躁鬱病の患者に鬱用の投薬を続けると、重度の躁、鬱状態が繰り返されてしまう場合があり大変危険視されています。

躁鬱病のサイン

まず、鬱(うつ)状態とはどのような状態があるのかご紹介します。

鬱状態のある人の心理状態

  • 抑うつ気分(憂鬱、気分が重い)
  • 何をしても楽しくない、何にも興味がわかない
  • 疲れているのに眠れない、一日中眠い、いつもよりかなり早く目覚める
  • イライラして、何かん急き立てられているようで落ち着かない
  • 意味もなく自分を責める、自分に価値が無いと感じる
  • 思考力が落ちる
  • 死にたくなる、消えたくなる

鬱状態にある人が周りから見てわかる状態

  • 表情が暗い、無表情
  • 涙もろくなる
  • 反応は遅くなる
  • 落ち着かない
  • 飲酒量が増える

鬱状態の人が身体にでるサイン

  • 食欲減退
  • 身体のだるさ
  • 疲れやすい
  • 性欲が無い
  • 頭痛、肩こり、腹痛、耳の痛み
  • 動悸
  • 居の不快感
  • 便秘
  • めまい
  • 口が乾く

だれにでもありそうな症状ですが、うつ病の人は、一般的な精神的な落ち込みと度合いが全く違います。そして長期にわたり、落ち込んだ症状が続きます。

躁(そう)状態のサイン

  • 睡眠時間が通常より二時間以上少なくても平気
  • 寝なくても元気で活動を続ける
  • 人の意見に耳を貸さない
  • 話し続ける
  • 次々にアイデアが出てくるがそれらを最後までやり遂げることができない
  • 根拠のない自信に満ち溢れる
  • 買い物やギャンブルに莫大な金額をつぎ込む
  • 初対面の人にやたらと声をかける
  • 性的に奔放になる

躁状態では、本人はとても気分が良いので、体調の悪さを感じていることはありません。また、鬱状態と真逆の状態なので、病状が改善したと感じてしまうことが多いのです。

また、躁鬱病の経験者のサイトを見ていると、最近はスマホの普及により、躁状態の時にSNSにどんどん投稿を繰り返す行動をとるというものも見受けられました。

本人が気づいていなくても、周りの人が、そのようなサインに気が付くことができると、治療に結び付きやすくなります。

躁鬱病Ⅰ型とⅡ型

躁鬱病はさらに二つのタイプに分けられます。双極性障害Ⅰ型躁状態とうつ状態を繰り返します。双極性障害Ⅱ型軽躁状態と鬱状態を繰り返えします。どちらも鬱状態はおなじような症状と言われますが、躁状態の現れ方が違います。

気分の上がり下がりを数値化することができないので、明確な区切りは付けられませんが、基本的にⅠ型の場合、「日常生活に著しい支障をきたしている躁」と考えられます。Ⅱ型の軽躁状態の場合「躁状態ではあっても、日常生活に著しい支障までは無い」状態。そのため、Ⅱ型のほうが見落とされやすい傾向にあります。

躁鬱病がⅠ型とⅡ型に分けられる理由

躁鬱病が二つの型に分けられるのは、病状の重さを意味するものではありません遺伝的な要素、経過、症状、そして治療法異なるからです。

躁鬱病と診断されても、医師がⅠ型であるかⅡ型であるか伝えてくれない場合も多いようです。しかし、わかりにくいⅡ型である場合、衝動性が強いという危険性があり、投薬を慎重にする必要があるという説もあります。

躁状態の時に、気分が上がりすぎてしまうⅠ型の場合、周りも気が付き、病院で気分安定剤が処方され治療されます。Ⅱ型の場合は気分安定剤よりも鎮静効果を中心に投薬治療する必要があります。

まとめ

筆者は長くうつ病を治療してきており、治療の途中で何度も躁鬱病も疑いました。何故なら、うつ病の気分を上げる薬が躁状態を引き起こすことがあり、躁うつ病と見分けにくい側面もあるからです。

また、知人にも躁鬱病の人が居ますが、躁鬱病に対する認識のある人は、躁状態の時に自分の行動をセーブする生活ができますが、躁状態に対する意識が無い人は、その後の鬱状態が長く、躁鬱を激しく何度も繰り返す生活からなかなか脱却できません

精神疾患になった場合、自分の日常の行動や精神状態を詳細に医師に伝える努力をしなければ、なかなか正しい病名を発見できないことになります。

正しい治療を受けなくては、本当に治りにくくなってしまいますし、日常生活に支障をもたらします。自分の状態をしっかり自覚することから、精神疾患の治療はスタートすることを忘れてはならないのです。

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