エイズの今。進化した医療と増加する日本の感染者

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死の病としておそれられたエイズ。というのも、すでに昔の話。今は検査や治療が進化し、エイズウィルスに感染しても、発病を抑えることができ、死の病とは言われなくなりました。

筆者が若い頃は特効薬も無く、治療法がないためとても恐れられていましたが、数十年でこんなに医療が発達し、不幸にもエイズウィルスの保有者になってしまっても投薬で免疫力を下げることなく一般的な生活ができます

それでも、世界的に見て、感染者は増えています。実は、感染者が増えているのは、エイズで亡くなる人が減ったことが原因です。新たな感染は2010年と比較すると2015年で6%減少しているのです。

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エイズとは

後天性免疫不全症候群(こうてんせいめんえきふぜんしょうこうぐん)をAIDS(エイズ)と言います。エイズとはHIV(ヒト免疫不全ウィルス=エイズウィルス)に感染し、発病した場合エイズという病名がつくのです。HIV感染者はエイズウィルスに感染しているけれども発症していない状態です。

世界的に見ると、エイズ発症により亡くなる人は減りました。しかし、日本ではHIVウィルスへの感染者数は増えています。それは、日本国内でのエイズに対する啓蒙活動が減り、若い人たちがエイズの恐怖を知らないことが大きいと考えられること。もう一つがコンドームの使用の教育が行き届いていないこと。

日本の教育現場では、コンドームの使い方を教育に取り込むことは若年層のセックスを助長するとして避けられる傾向にあるようです。

子供が思春期を迎えるようになったら、家庭でコンドームの必要性をかなりしっかり教育しなくてはなりませんね。

日本のHIV感染者の発見は遅れがち

HIV感染の段階で発見できれば、エイズ発症をかなり抑えることができます。そのため、「自分がもしかしたらHIVに感染したかもしれない!」と心当たりを感じた時には、保健所で無料の検査をすることができます。それも匿名で検査できます。各医療機関でも検査できますし、匿名性が守られた自宅で採血し、検査機関に血液を送付する方法もあります。

しかし、日本でHIV感染が発見されるのは、HIV感染の初期状態ではなく、すでにエイズが発症しているケースが30%以上を占めているのです。

もし、感染が早期発見されていれば、エイズを発症することなく生活することができるのに、とても残念なことです。

厚生労働省エイズ動向委員会資料より

また、HIV感染者およびエイズ発症者の数が日本はとても多くなってきています。2015年で25,000人を超えています報告のある数字以上に、HIVキャリアの人がいるということを忘れてはならないのです。

HIV感染から発症までの時間はとても長い

近年日本のHIV感染者は年間で約1400人から1500人が報告されています。HIVに感染してから発病するまでには長い人では10年くらいの潜伏期間があります。

しかし、HIVに感染した時に、風邪の初期症状のような発熱頭痛リンパの腫れを感じる人も多く、このような症状を感じた時、そして、もしかしてエイズに感染したかもしれないという心当たりがあったら、迷わず受診しましょう。

この初期の症状は、徐々に無くなっていきます。そして身体の中でHIVウィルスは増殖しながら身体と共存を続けます。しかし、何年もかけて免疫力を下げていき、あるとき突然、肺炎や肉腫、悪性リンパ腫などの病気が現れてきて、エイズであることが発覚するのです。

日本ではいきなりエイズ発症が確認される年齢は50代がとても多くなっています。

献血ではHIV感染の検査報告はされません!

一時期、HIV感染の有無を知りたくて献血をする人が急増したことから、今は、採血した血液がHIVウィルスに陽性反応があっても、本人に通告しません

HIVウィルスは感染後、陰性であることが明確になるまで3か月ほどの検査を受けなくては完全には陰性を決定できないものです。自分がエイズに感染したかもしれない・・・と、不安のある人は、必ず保健所や病院で調べてもらいましょう!被害者を増やしてしまう恐れがあります。

HIVは簡単には感染しません

HIVは、とても弱いウィルスであり、日常生活で感染することは先ずありえません。HIVに感染している人とキスをしたところで移ることもありません。

HIVを含む、血液、精液、膣内分泌液、母乳という体液が相手の粘膜口の中、ペニス、尿道、膣、直腸など)や大きな傷口に接触した場合には感染の危険性があります。

汗、涙、唾液、尿、便からは感染する可能性は極めて低いものです。

自分がHIVのキャリアになったと分かれば、性行為の在り方や子供への授乳など気を付ける。HIVキャリアの人と一緒に生活する場合でも、普通に生活する分には何も恐れることはないウィルスだということを広くみんなが認知していることが大切なのです。

まとめ

コンドームは避妊を避けるためだけに使用するのではなく、HIVをはじめとする性病からお互いを守るためにも必要な物。特に、不特定多数の人との性交渉を持つ人は、コンドームは必須です!

若者のHIV感染が広まっている現実を受け止め、コンドームの使用、そして何より不特定多数の人との性交渉の危険をしっかり伝えられるようにしていかなくてはなりませんね。

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