ピロリ菌の除去は必要?胃がんのリスク激減?口臭の原因にも!

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筆者は最近、胃が痛くて、胃腸科に行ったところ、ピロリ菌の除去を勧められました。実は昨年も同じように胃腸の調子が悪く、胃カメラを飲んでいたのですが、ピロリ菌がいることは昨年から医者に指摘されており、除去を勧められていたのです。しかし、昨年はピロリ菌除菌を断りました。

今年、胃炎になり、そして医者から勧められたピロリ菌除去に同意したのは、医者の説明に納得したからです。

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ピロリ菌とは

医学会では100年程前から「胃の中になにからせん型の細菌がいるようだ」という説がありました。しかし、胃の中は、金属さえ溶かすとても強い酸性。そのため細菌は胃の中では生息できないというのが有力な説でした。

しかし1979年に病理専門医のウォーレンとマーシャルにより、胃の中に生息できるピロリ菌が発見されたのです。ピロリ菌の正式名称は「ヘリコバクターピロリ」。ピロリ菌の培養に成功し、その存在が胃炎の原因になると確信されたのが1982年のこと。完全な発見からまだ35年しか経過していないのです。

ピロリ菌だけ胃の中に存在できる理由は、自ら「ウレアーゼ」という酵素を作り出し、この酵素により胃の中の尿素を分解してアンモニアを作り出します。アンモニアはアルカリ性なのでピロリ菌はアンモニアで守られ、胃の酸と中和させて生きているのです。

日本人のピロリ菌の感染者は多い!

ピロリ菌は日本人の感染率が高く、50歳以上の人は80%がピロリ菌の保菌者と言われています。子供のころに感染し、除去しない限り胃に住み続けます。

感染経路はまだ明確にわかっていませんが、若い人たちの感染率が低いことから、昔の衛生状態に問題があり、水から感染したのではないか?と言われています。

世界的に見ると、感染率は50%。主に後進国、発展途上国での感染率が高いことがわかっています。

ピロリ菌は人から人に感染することはほぼ無いと考えられています。そのため、ピロリ菌感染者とキスをしたところで、簡単に移ったりはしません

しかし、免疫力の弱い幼少期は感染の可能性があるため、ピロリ菌保菌者が口移しで赤ちゃんに食べ物を食べさせるなど、過剰な接触は控えたほうが安全と言われています。

ピロリ菌が引き起こす疾病

ピロリ菌が胃がんの原因になる!と言う啓蒙活動が多いため、胃がん抑制のためにピロリ菌を除去するというイメージが強いと思います。

胃がんは、癌による死亡原因の男性が2位女性が3位です。そして、胃がんになる人の80%近くがピロリ菌に感染しており、WHOではピロリ菌を発がん物質として認めています。ピロリ菌を除菌することで胃がん発症は30~40%予防することができるという見解も発表されています。

筆者は、「この程度の発症リスク予防なら、さほどメリットを感じない」というのが正直な感想です。しかし、胃がんにおいて発症リスクを下げるという意義以外にも、ピロリ菌を除菌したほうがメリットは大きいことがいくつかあります。

胃炎・胃潰瘍の予防

筆者は二年連続胃炎になってしまいました。実のところ、病院に行っていないことも多いので、かなり慢性的に胃の痛みを感じていたと思います。さすがに、これは何か根本的に胃に問題があるはず。しかし、胃カメラを飲むと、ピロリ菌以外に問題が無いのです。

胃炎の他に、胃潰瘍や十二指腸潰瘍などもピロリ菌が関与していると考えられています。

非常に強い説得力を感じたのが、ピロリ菌に感染していない高齢者の胃の写真です。ピロリ菌に感染すると胃の粘膜はどんどん荒れていきますが、感染していないと、70代になってもとても若々しい胃の粘膜を人は維持できるのです。

激しい口臭の原因の場合も

多くの口臭の原因は、口内にあるのですが、胃に原因があって口臭を引き起こす場合があります。そしてその場合、大変口臭が酷く、とても悩むかたがいます。

少し前までは、ピロリ菌が発見されていなかったので、口臭の原因がわからずに治療方法がありませんでしたが、原因不明とされていた激しい口臭の原因がピロリ菌であることが判明し、とても救われたという投稿もあります。

ピロリ菌除去は抗生物質を飲む

ピロリ菌の除去は、胃カメラで胃の粘膜を確認後、抗生物質を一週間飲み続けます。この一次除菌の成功率は70~80%と言われています。

この除菌でピロリ菌を取り除けなかった場合、二次除菌を行います。少し投薬内容を変えてまた一週間服薬します。この二次除菌で90%以上の確率でピロリ菌を除菌することができます。

まとめ

筆者は、医師の説明の中で「ピロリ菌は除菌しなくてもいいけど、除菌することのメリットが大きくてリスクが低いものです。例を挙げるなら、子宮頸がんワクチンのデメリットより、ピロリ菌除菌のデメリットの方がはるかに小さいです」という言葉に納得しました。

医療行為は、デメリットもかならず考えて受けるべきです。わずかなメリットのために、大変おおきなデメリットを抱えることがたくさんあります。ピロリ菌も、メリットを感じる人、治療に納得した上で除去するようにしましょう。

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