ゾンビブーム!由来と狂犬病

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ゾンビ映画ゾンビドラマがとても人気がありますね!何故、こんなにも人々はゾンビが好きなのか?あまり筆者には理解できない・・・と、言いつつも、かなり多くのゾンビ映画や流行りのゾンビドラマを観ています。

最近、韓国映画の「新感染 ファイナル・エクスプレス」を観ました。全く期待せずに観に行ったのですが、いやぁ、面白い!ネタバレはやめておきますが、演技も素晴らしかったし、韓国が作る映画らしくゾンビに活気があるので、とても緊迫感があります。予告ではパニック映画のようですが、ヒューマンストーリーとしての要素もしっかりあります。

さて、一般的には、ゾンビは思考停止していて、ノロノロと動き回り突然噛みつくイメージがありませんか?ゾンビはてっきりアメリカ人が考えた物かと思っていたら、実は違うのです!今日は、ゾンビという怪物が出来上がった歴史をご紹介します。

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ゾンビの起源はブードゥー教

ブードゥー教ハイチや西アフリカで信仰される、民間信仰のような宗教。特に教義などがあるわけではなく、精霊信仰呪術を中心としており、信者は世界中に広がり世界で5000万人ほどの信仰をあつめていると言われています。

民間信仰のようなブードゥー教が広く世界に知れ渡っているのは、奴隷制度アフリカの人たちが各国に連れていかれた歴史的背景があるためです。そして、その奴隷制度によるブードゥー教の広がりが、現在のゾンビに繋がっているのです。

本来のゾンビは噛みつかない

ブードゥー教では、霊魂の存在が信じられており、それらは目に見えないものと考えられています。不思議な力を持つもの、神を「ンザンビ」と呼びます。この言葉が、アフリカの人々が奴隷となって各地にブードゥー教が広まる過程で「ゾンビ」と変わっていきました。

ブードゥー教では司祭が人を貶める仕事があるという言い伝えがあります。

司祭は人が死に死体が腐り始める前に墓から掘り出し、何度も何度も死体の名前を呼び続けると、やがて死体が墓から起き上がり、その起き上がった死体の両手を縛り、使用人として農園に売り出すのです。もちろんこれは事実では無いのでしょうが、その言い伝えがあるために、死人の家族は死人をゾンビにさせないように埋葬後36時間も見張りを立てたり、死体に毒薬を施すなど、死体を蘇らせない工夫をしたそうです。

この伝説では、ゾンビは魂を抜かれ、意思の無い状態で農作業を永遠にさせられることになります従順なゾンビ。噛みついたり、人を襲ったりするものでは無いのです。

今のゾンビのモデルは狂犬病

ホラー映画のゾンビのモデルは狂犬病になった人間がモデルになっています。狂犬病は、狂犬病ウィルスに感染している犬にかまれたら大変恐ろしい症状を引き起こす病気です。

狂犬病に感染した人間は、麻痺が強く現れる症状のタイプと、凶暴化するタイプの二つに分かれます。この凶暴化するタイプの狂犬病の症状が、西アフリカから渡ってきた「ゾンビ」の話と重ね合わせられて現在のゾンビの形を作り出したのです。

狂犬病の症状

潜伏期間は長く数か月~数年の場合もあります。発病すると、発熱や頭痛、食欲の減退、身体のだるさ、吐き気や嘔吐が起こり、唾液が大量に出ます。強い不安感に襲われたり、落ち着きが無くなり興奮しやすくなります。

液体を飲もうとすると首の筋肉にけいれんが起こり激しく痛むので水を恐れるようになります。冷たい風に吹かれてもけいれんが起こります。

凶暴性の狂犬病になった動物はひどい症状になると食欲に異常が現れ、動物の場合は小枝や石を食べてしまったりする例もあるそうです。そして、噛みつきたいという抑えがたい衝動を感じるようになるそうです。

まとめ

現在、日本では狂犬病はありませんが、海外ではまだ狂犬病はかなり発症例があります。万が一、海外で犬にかまれたときは、とにかく石鹸で良く洗い、止血せずに血を流しだし、すぐに医療機関に行き、ワクチン接種をすると良いそうです。

古い西アフリカの言い伝えがゾンビであり、奴隷制度で世界に広まり、そこに狂犬病の姿が投影されて、今のゾンビが出来上がりました。長い歴史の様々な文化や地域性の融合が、現代に生きているのです。