美しさの原理「黄金比」の不思議

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人が美しさを感じる一つの条件が「黄金比」。先日、美人に見えるメイクをご紹介をした際にも、「黄金比に近いものを人は美人と感じる」旨の説明をさせていただきました。

しかし、たまに耳にする黄金比とはいったい何????
そして、驚くほど私たちの生活の中に黄金比が存在しているのです。

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黄金比とは何か?

黄金比とは、古代ギリシャの彫刻にも使われている、「美しとされる比率」なのです。

黄金比近似値(だいたい)1:1.618の比率で、約5:8安定的な美しい比率のことです。

ミロのヴィーナスレオナルド・ダ・ヴィンチの「モナリザの微笑み」の顔の縦と横の比率も黄金比になっています。

身近なものにも黄金比が!

名刺カード類のサイズはだいたい同じ大きさですよね?実は、名刺のサイズも黄金比なのです。びっくりしたので、早速筆者の名刺のサイズを測ってみました。

黄金比の名刺

縦5.6㎝×横9.1㎝ 計算してみたら、1:1.625でした!「近似値(だいたい)1:1.618」にほぼ当てはまる比率です。

名刺はたまに、形やサイズが違う珍しい物もありますが、基本的には筆者の名刺と同じようなサイズを使っていると思います。おそらく、日本の名刺は西洋文化の中にある何らかのカードを模して造られているでしょうから、黄金比になったのではないでしょうか。

黄金比1:1.628という中途半端な数字の秘密

しかし、何故こんな中途半端に見える数字の比率が美しさの「黄金比」の基本となるのでしょう?

それは、人間が作り上げた数字の比率ではなく自然が作り上げた数字の比率だからなのです。

フィボナッチ数列という神秘の数学美

とても難しい数学の話になるので、超ざっくりとご紹介します。

フィボナッチ数列は(数式は省略します)

0, 1, 1, 2, 3, 5, 8, 13, 21, 34, 55, 89, 144, 233, 377, 610, 987, 1597, 2584,  …

という、数列なのです。全く意味がわかりませんよね?でも、この数列には実は規則性があるのです。

左側から順番に0+1=1、1+1=2、2+3=5・・・・・と言うように、隣り合った数字を足していくと、その右にある数字になる法則の数列なのです。

この数列の存在は、古くからインドで発見されていたようですが、1170年ごろの中世イタリアの数学者レオナルド=フィボナッチがその数式を正式に発表したことからフィボナッチ数列と呼ばれるようになりました。

このフィボナッチ数列複雑な数式と重ね合わせていくことで、黄金比である「1:1.625」を導き出します。(この経過は余りにも複雑なので省略します)そして、フィボナッチ数列があらゆる自然界の中に自然に存在しているものなのです。これは、映像でご紹介します。

見本として画像を出すことができませんが、アップル社のロゴも黄金比、フィボナッチ数列に基づきデザインされています。

九州の形がフィボナッチ数列による螺旋に近い!と話題になったこともあります。

自然界の法則を数字化したもの

フィボナッチ数列は自然界にある物や状態の、一つの規則性を現わした数列であり、様々な条件をフィボナッチ数列に当てはめていくことで、黄金比と呼ばれる比率も発見されました。

私たち人間も地球上の他の生物同様自然界からごく自然に備えられた規則性を無意識に美しいと感じるので、古代から使われてきた比率だったのです。

「黄金比」と言う言葉が使われるようになったのは1830年頃だと言われています。

映像でご覧いただくとわかるように、巻貝の螺旋昆虫の身体の分節パイナップルの鱗片ヒマワリの種の配列等々、多くの動植物の構造を説明できる数列なのです。

また、フィボナッチ数は、FXで相場の反転(価格の上下)の傾向を計ることにもことにも利用されています。

つまり、目に見える物質、生物だけではなく、人間の集団心理行動原理にも影響している自然の摂理を数値化したものなのです。

日本には大和比という美の比率がある!

大和比(白銀比)と言う、黄金比と少し違う日本独自の比率があります。古くから日本建築で使われる比率でした。代表的なのが法隆寺です。様々な建築物で大和比が使われています。

大和比で代表的なものは、直角二等辺三角形の辺の比です。

古い記憶ですが、私たちが数学で習っている、√2=1.41421356(ひとよひとよにひとみごろ)と習いました。√9=3なのに、√2は覚えるのが大変でしたね。

この1.41421356という数字が大和比の数字になります。大和比は1:1.41421356つまり、直角二等辺三角形のような形を作るものを美しい比率と考えていたのです。

直角二等辺三角形を二つ合わせると正方形。いかにも、日本人が好みそうな比率です。

大和比でできている物

日本人が古来から美しいと思っている大和比は、今ではA4B4という紙の規格として使われています。また、単行本はB6判サイズといい182×128という大和比で作られています。

しかし、日本の市販単行本はB6判より少し大きい四六判 188×128mmが使われています。

革命のファンファーレ

(画像を自由に使うことが許されそうなので)今、話題のキンコン西野さんの本で採寸してみました。

この比率を計算したところ、1:1414大和比にごく近い比率でした。一般書籍も大和比を採用しているのです。

キンコン西野さん革命のファンファーレというビジネス本は、大変面白いので、機会があればご紹介させていただきます。

世界を目指す(ウォルト・ディズニーを倒す)とおっしゃるキンコン西野さんは、出版物を現在は大和比にしているようですが、翻訳して海外出版するときには黄金比を使うことで、より売れるようになるかもしれませんね。

まとめ

黄金比は自然がもたらした数列地球上に神様が与えた比率と言っても良いかもしれません。黄金比が美しい!と、感じるのは、私たちがホモサピエンスになるずっと前から、自然界に組み込まれている法則。

無意識に馴染みがあるため、黄金比に対して私たちは美しさや安らぎという好感を持つのかもしれません。