真珠の真実

スポンサーリンク

6月誕生石真珠。真珠の石言葉は「健康」「長寿」「」「純潔」。6月はウェディングドレスに美しいパールネックレスを用いる印象が強い季節ですね。

宝石の王様がダイヤなら真珠は「女王」と比喩されるほど真珠の宝飾品としての価値は高く歴史もとても古いのです。今回は真珠の歴史と豆知識をご紹介します。

スポンサーリンク

真珠って何からできているの?

真珠は貝の体内で生成される宝石で、生体鉱物(バイオミネラル)と呼ばれる物質です。真珠は貝の中に入った異物を貝がカルシウムとたんぱく質を使って層状に包むことで出来上がります。

日本の真珠はアコヤ貝を使って養殖されたもので、その品質は世界で最も高いと評価されています。天然の真珠は1万個の貝から数個しか見つけられないことから養殖技術が確立するまでとても高価なものでした。

様々な真珠がありますが、本真珠は本来は鮑玉(あわびだま、アワビの内部に形成される天然真珠)のことを指していましたが、現在はアコヤガイの真珠淡水真珠までをも含めて天然の真珠の総称として用いることもあります。

南洋真珠(白蝶貝)から生産される真珠は大粒でブルーグレーの色をして有名です。

淡水(湖)の貝から取れる真珠を淡水パールと言います。米粒のような形をしているものが多く、安価でカジュアルなアクセサリーに多く使われます。

真珠の歴史

エジプトでは紀元前3200年頃から既に真珠の存在が知られていたと言われていて、宝飾品としてあるいはとして珍重されるようになったのはもう少し後の時代です。クレオパトラが酢に溶かして飲んでいたという言い伝えもあります。中国では紀元前2300年頃ペルシャで紀元前7世紀頃ローマでは紀元前3世紀頃から真珠が用いられていた記録があります。真珠は本当に古い時代から人間の生活に存在していたのですね。

日本は太古から、真珠の産地として有名でした。日本書紀古事記万葉集には真珠の記述が見られます。

魏志倭人伝」にも邪馬台国の台与(トヨ・卑弥呼の後の女王と言われる)が曹魏に白珠(真珠)5000個を送ったことが記されています。

万葉集には真珠を詠み込んだ歌が56首含まれており、当時は三重県の英虞湾や愛媛県の宇和海で天然のアコヤガイから採取されていました。しかし当時の真珠は日本以外で採れる真珠に比べ小粒でした。日本の真珠の美しさはヨーロッパまで伝えられ、コロンブスも憧れたという記録があります。

日本では真珠を宝飾品として見るより、として用いることが先行しました。江戸時代までは一般庶民の間で、とても高額な薬として用いられていて、真珠を粉末にしたものを解熱剤や解毒剤として販売されていたようです。

日本で真珠がアクセサリーとして爆発的に人気を博したのは大正時代から。日本人が洋装を好むようになって真珠のネックレスが愛されるようになりました。確かに、和装だと簪(かんざし)や帯締めに真珠を使うことしかできませんね。

真珠の養殖と生産地

真珠は天然の貝から稀に見つかる貴重品でした。しかし、古くから養殖で生産しようという取り組みは各国で見られたようです。

日本では、1893年に御木本(みきもと)幸吉英虞湾(あごわん)神明浦で養殖アコヤガイの半円真珠の生産に成功したことが養殖成功への引き金となります。

しかし、日本の真珠養殖技術に疑問を持ったイギリスやフランスとの「パリの真珠裁判」などが繰り広げられ、真珠養殖は苦労しながらも世界的に認められていきました。

1950年代 養殖真珠生産体制を確立した日本は、世界の9割のシェアを誇るようになります。

御木本幸吉は銀座4丁目に本店がある「真珠のミキモト」の創設者です。

真珠ネックレスの使い方と名称

長さ40㎝の真珠のネックレスをチョーカーと言い、フォーマルでもカジュアルでも使える日本で最もポピュラーなネックレスの長さです。

欧米での昼間の装いに最も多く用いられるのが長さ60㎝マネチー

改まった席で多用されるネックレスは長さ80㎝オペラ。二連にして使っても豪華で素敵です。

120㎝の長さの真珠のネックレスはロープと呼ばれ、二連や三連にして豪華に使ったり、結び目を使ってアクセントにしたり、様々なオシャレのバリエーションを楽しめます。

真珠のお手入れ

真珠は鉱物では無いので、しっかりとお手入れしなくてはなりません。特ににより劣化するので真珠を使った後は柔らかい布で表面を優しく磨き汚れを落としてから保管する必要があります。熱に弱い特性があるので60℃以上のお湯を使うことも避けましょう。

真珠の小ネタ

世界一大きな真珠は、現在知られているものでは直径23㎝重さ6.3㎏鑑定価格は53億円!しかし、写真を見ると、美しい円形ではなく、まるでターバンを巻いたような形をしていることから「アッラーフの真珠」と名付けられています。美しいか?と問われると首をかしげる形です。

ちなみに、真珠の価値は大きさよりも光沢、そして大きさが重視されます。日本の養殖真珠は巻きが良く光沢が美しいことで評価が高いのです。

まとめ

真珠の歴史と日本の功績を考えると、私たちはもっと真珠を大切に使うべきだし、宝石を買うなら日本が誇る真珠を購入するのが良い!と、筆者は考えます。

フェイクパールの品質が良くなり、若い人たちにもカジュアルシーンでパールを愛用する習慣ができてきたので、これからはもっと多くの人が真珠を上手にファッションに取り入れていくのを期待したいですね。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする