選挙の豆知識!出口調査と投票率

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みなさんは、選挙の時に投票に行ってますか?筆者は政治に興味があるので選挙に行きます。しかし、選挙に行かない人の気持ちも良く解ります。

さて、昨日、東京都や兵庫県で選挙があり、今後の政局を見る上でとても注目された選挙でした。選挙速報をご覧になられていた方も多いと思います。

結果や政局については触れませんが、選挙速報を見ていると必ず気になるのが「出口調査」による「当選確実」の報道。本当に何十万票、時に何百万という票を開けずに当選の文字を出していいの???と心配しながらテレビをみています。

また、筆者は「投票率」がとても気になります。他国は日本のように投票率が低いのでしょうか?今日は、選挙について調べてみます。

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 出口調査の方法

まだ開票率が0%なのに、当選確実の報道が出るのは誰でも見たことがあると思います。最近の選挙速報は番組開始直後に発表されます。この当選確実報道には、マスコミ各社が行う「出口調査」が判断材料になっています。

出口調査は、テレビ局や新聞社をはじめ、マスコミ各社が開票結果を少しでも早く伝えたいために行う調査です。各社の調査員が投票所で投票を終えた有権者を対象に調査するために出口調査と呼ばれます。

アンケートの内容は各社で異なりますが、主に性別年齢投票した政党や候補者支持政党を聞かれます。

全ての投票所で出口調査が行われるわけでは無く、調査内容が偏らないようにランダムに投票所をピックアップして行います。統計学を元に分析、集計するので、多くのアンケート回答数が必要で、出口調査員に多くのアルバイトが集められるようです。

筆者も出口調査員に出くわし、アンケート調査を受けたことがあります。アンケート調査員に「みなさん答えてくれるものですか?」と聞いたら「ほぼ問題なく応えてくれます」という回答でした。

期日前投票が増えている

近年は期日前投票が多くなり、その調査結果はとても重要になります。何故なら、期日前投票に行く人は、選挙に参加する意欲が高く、支持政党や支持者が明確になっている人が多いからです。

第20回の参議院議員選挙の期日前投票率は12.4%でしたが、直近の第23回参議院議員選挙では期日前投票者数は、投票者数に対する比率で23.6%まで上がっています。選挙で投票する人の四分の一近くは期日前投票するようになってきているのです。

当選確実発表がほぼ当たるわけ

実のところ、出口調査のサンプルだけでは早い段階での当選確実報道はできないようです。事前調査と投票終了後の開票の投票用紙の量を目視確認するなど、細かい統計や調査と共に目視確認というとても原始的な手法も使い、様々な要素から当選確実報道をしています。

日本の投票率の推移

日本の選挙の投票率は下がる傾向にありますが、グラフで見るとかなり隆起が激しい結果を示しています。

選挙の開催期日が決まっている参議院議員通常選挙はあまり時世や国民感情に影響をうけないので穏やかな起伏になりますが、衆議院議員選挙は国民の民意を問う意味合いで開催されることが多いため、解散理由や政局、民意にが投票率にも大きく影響します。

衆議院議員総選挙の投票率の推移

出典:総務省ホームページ (総務省 衆議院議員総選挙における年代別投票率の推移

平成26年(2014年)の第47回衆議院議員総選挙は史上最低の投票率(52.66%)でした。この選挙は現在の第二次安倍内閣を生み出す選挙でしたが、「消費税を8%からさらに引き上げる法案の合意を国民に問う」選挙とされています。

平成8年(1996年)10月20日 第41回衆議院議員総選挙は中選挙区制に変わり小選挙区比例代表並立制が用いられた選挙。自民党の橋本龍太郎が首相でバブル崩壊後の日本政治不信が大きかった時期。この選挙から数回、とても投票率の低い選挙が続きます。(59.65%)

平成17年(2005年)9月11日 第44回衆議院議員総選挙 郵政選挙と呼ばれる選挙で、小泉純一郎率いる自民党と公明党の与党が圧勝した選挙。マスコミを使った劇場型のプロモーションが話題になった選挙でもあります。低調だった投票率が一気に上がった選挙(67.51%)

平成21年(2009年)7月21日 第45回衆議院議員総選挙 鳩山由紀夫率いる民主党が圧勝し、政権交代がなされた選挙。解散時はは自民党の麻生内閣。近年では最も投票率が上がった選挙。(69.28%)

参議院議員通常選挙の投票率の推移

出典:総務省ホームページ (総務省 参議院議員通常選挙における年代別投票率の推移

平成7年(1995年)7月23日 第17回参議院議員通常選挙 自民党以外の首相における大型国政選挙は1955年(昭和30年)の自民党結党以来初めて。当時の首相は村山富市(日本社会党)投票率は50パーセントを割り込むという前代未聞の記録的低投票率(44.52%)で、公明の支持基盤である創価学会の組織票が新進党を大躍進させた選挙。

投票率が低いと、組織票がしっかりしている政党が強いことを知らしめた選挙でした。

世界の投票率

では、世界の投票率をさっと見てみましょう。

北欧の国々の投票率は高く、最近の国政選挙などの投票率は、

スウエーデン 85%

アイスランド 85%

デンマーク  88%

ノルウェー  76%

フィンランド 67%

他の西欧諸国は、意外に投票率が低く

ドイツ    71%

イギリス   66%

フランス   57%

世界には投票を法律で義務化している国もあります。義務化した国ではおおむね8割を超えています。投票に行かなかった場合の罰則がある国もあります。当然、罰則が厳しい国は、高い投票率を示します。

シンガポール(選挙権剥奪) ・・・93%

オーストラリア(罰金)   ・・・93%

ベルギー(罰金・選挙権制限)・・・89%

ウルグアイ(罰金・権利制限)・・・90%

トルコ(罰金)       ・・・88%

ブラジル(罰金)      ・・・82%

イタリア(罰則なし)    ・・・76%

引用:The International Institute for Democracy and Electoral Assistance 2014年11月の数値

さて、昨年のアメリカ大統領選挙投票率はどれくらいの結果だったのでしょう?2016年米大統領選の投票率は近年最低の48.62%でした。なんと、国民の総意で選出される大統領選挙なのに50%を下回っているのです。

まとめ

大きな選挙があるのはいつなのかわかりませんが、選挙の中でも衆議院議員選挙は特に民意を反映しているので、私たちの投票により国政が大きく変わります。筆者は誰に投票してよいのかわからない場合も選挙に行き「白票」を投じるのが民意だと思っています。

選挙が近くなった時には、また選挙についての豆知識をご紹介しますね。

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