超高齢化社会の現実2 孤独死と遺品整理

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昨日に続き、一人暮らしの高齢者が抱える問題をご紹介します。

※超高齢化社会の現実1 高齢化した世帯と独居老人

筆者の家庭は筆者の両親(いずれも高齢者)と筆者の三人で暮らしています。筆者は現在独身であり、このまま高齢になった場合には、一人で老後を迎えることになります。

今現在、伴侶がいらっしゃる方も、いつかは独りになるときが来ます。その時のことは考えたくないけど、必ずだれもが当事者になる問題です。

高齢化社会における問題は山積みですが、今日は、独居高齢者の孤独死による意外な問題にフォーカスします。

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独居高齢者の遺品は量が多い!

高齢者が一人で暮らす問題点は、誰もが思い浮かぶと思います。健康、収入、防災、等々、数え上げればきりがありません。

現在、高齢者の孤独死が大変大きな問題になっていますが、そこで浮上してくる意外な問題が、遺品の問題です。筆者の周りでも、ご高齢の一人住まいの親が亡くなった時に、その家にあった遺品の整理に大変苦労したという人が何人もいます。

先ずは、片付けるのが大変です。長く生きてきた親はたくさんの物を持っているため、それらをどのように整理したらいいのか?という問題に直面するのです。

次にあげられるのが相続の問題。お金や不動産は相続するものとしてわかりやすいのですが、遺品はどのように相続するのが良いのか?これはそれぞれの家庭によって話し合わなくてはならないため、とてもトラブルになりやすいのです。

そして最後に、遺品をめぐる悪徳業者が増えている点です。ここが盲点なのです。

遺品をめぐるトラブル

故人の遺品を簡単に捨てることはなかなか難しい作業です。さらに、とてつもない時間を必要とします。そのために、ここ数年では「遺品整理」を請け負う会社が増えてきています。

故人が使用していた布団や衣類などを焼却することをお焚き上げと言います。一昔前までは高齢者は自分の子供たちと暮らすことが多かったので、お焚き上げで故人が使っていた布団や衣類を焼却することが風習とでした。

しかし、前述したように、高齢者の一人暮らしが多くなることで、生活に必要な家具や家電も処分しなくてはならなくなったのです。これらも遺品であり、また大型ごみになる場合もあるのです。これはとても悩ましい問題です。

遺品の整理をして家族・親族間でトラブルが起きる問題があります。

・人により遺品と思うものが違う

・誰が遺品を整理するのか決まらない

・思わぬ価値のあるものが見つかり相続問題になる

筆者は親族の様々な遺品の整理を目の当たりにしてきましたが、平穏に遺品整理が終わる家庭もあれば、醜い相続争いをする場合もあります。故人と一緒に暮らしている家族がいれば、さほど問題が大きくなりませんが、故人が一人で暮らしていた場合、遺品整理はトラブルを伴うことが多いのです。

このとても扱いの難しい大型の遺品を適切に処分してくれるのが遺品整理を請け負う会社です。

しかし、この遺品整理の業者によるトラブルが急増しているのです。

遺品整理業者によるトラブル

時代背景に押され、一気に需要が高まった「遺品整理」のビジネスは、落とし穴がありました。

・高額請求

初期の見積もりよりあまりにも高額な請求額になってしまった

・処分したものが不法投棄された

山林や海に不法投棄された遺品があり、そこに故人の名前や住所が特定されるものがまざっており、問題となった

・処分を頼んだものがリサイクルショップで売られていた

処分をお願いしたのに、勝手にリサイクルショップに売られていて、さらにネットオークションにまで出品されていた物があった

・遺品整理だと思っていたらリフォームをセールスされていた

このケースは高齢者夫婦で住んでいる世帯に頻発するようですが、残された伴侶が自分で故人の遺品を整理しようとした時に家のリフォームを強引にセールスされてしまうようです。

遺品整理」と考えるため、昔からある「お焚き上げ」と重ね合わせ、故人を冒涜するような行為は無いものと考えてしまいますが、企業が出す産業廃棄物がかつて同じような問題を抱えていたのと同じ工程をたどっている現状を知る必要があります。

遺品整理業者は見積もりサイトや資格をよく確かめよう

遺品整理を業者にお願いするときは、遺品整理専用の見積もりサイトで価格を比較して相場を確認するようにしましょう。また、遺品整理業者がしっかりした資格を持っているか?健全な会社であるか?も調べましょう。

遺品には個人情報が多く、二次的に悪用されることも懸念されます。できるだけ事前にしっかり調べ、当日は立ち会うことも重要です。

遺品の整理が必要になるときは、ある日突然やってきます。途方にくれている時に、悪徳業者に騙されたりしないように、遺品整理士として資格認定を受けている業者があることも知っておくと便利です。

遺品や故人の物や家屋は、どんな状態で手を付けなくてはならないのか想定できません。事実、筆者の知る範囲でも、死後数日経過してから死亡を発見された例がいくつかあります。このような場合、遺品整理の専門業者に依頼するしか方法がありません。それが、孤独死がもたらす現実です。

遺品整理士認定協議会 http://www.is-mind.org

まとめ

遺品の整理をするだけでも大変なのに、さらに大きな問題を抱えるのは絶対に避けたいですよね。故人が悲しみ、親族間に遺恨を残すようなトラブルを避けるために、事前に知識を持つことが必要です。

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